ごぼう天うどんのルーツを探る
こんにちは山口県萩市のうどん屋どんどんです。
山口県はようやく本日より暑さが和らいできました(といってもまだまだ暑いですが)。
本日のテーマはごぼう天うどんです。
福岡名物のこのうどん。どんどんでも下関地区の3店舗および宇部のフレスポ宇部東店の計4店舗で販売しています。
こちらがどんどんのごぼう天うどんです。↓
もう一枚(^^)。
我々はこれまで、福岡と言えばごぼう天うどんが有名→福岡に近い下関でごぼう天うどんのニーズが高いに違いない。
といった理由で、あまり深く考えずにごぼう天うどんを販売していました。実際に人気商品です。一時期販売休止した時もお客様からのお問い合わせが沢山ありました。
しかし、ここに来てふと以下の疑問がわいてきました。
①「さぬきうどんで有名な香川やうどん屋の多い関西にはごぼう天のイメージがないがなぜか?」
②「なぜ福岡ではごぼう天うどんが売れるのか?」
まず、①の疑問に応えるべくごぼうの産地について調べました。
2018年のデータでは
1位 青森(ダントツの全国シェア35.4%)
2位 茨城(同11.1%)
3位 北海道(同8.9%)
これに宮崎、千葉、群馬、鹿児島などが続きます。
つまり、ごぼうは北日本、関東、九州が主産地ということです。香川や大阪のうどん屋にごぼう天が並ばないのもわかる気がします。(東北や関東で浸透していないことの説明にはなりませんが・・・。)
ちなみに山口県といえば美東ごぼうが有名ですが、山口県は全国32位・・・。私の生まれ故郷富山県にいたってはまさかの46位です。普通に食卓に上っていたと記憶していますが・・・。
(出典は全て「家勉キッズHP」)
つづいて②の疑問についてはネットで色々調べてみました。
・ごぼう天うどんの発祥は博多の「乙ちゃんうどん」であること。
・うどんはもともと体調が思わしくない時に好んで食べられていた。滋養強壮によいごぼうが具材として好んで食べられたらしいこと。
など、色々なことがわかって来ました。詳しくは以下サイトをご覧下さい。
日本の歩き方
ウエタカブログ
他にも諸説あるのでしょうが、私は総合的に考えてごぼう天はソフト麺に合うことが一番の理由ではないかと思います。
ちなみに福岡の麺が柔らかいことで有名ですが、どんどんの麺もどちらかと言えばソフト麺に分類されます。どんどんのごぼう天うどんが美味しいのも納得です。
私のオススメの食べ方は肉うどんにごぼう天のトッピングです。これは間違いありません。ボリュームが多いので、少食の方はご家族や仲間でシェアするのもありです。下関地区にお越しの際はぜひお試しください!
お時間あるかたはご注文の際に「揚げたてで」と言ってくだされば、時間はかかりますが揚げたて熱々のごぼう天を召し上がっていただけます。